Cベースのモンスター4.0 排気量UPこそブラバス流
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:Kimura Office、ブラバスGmbH
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とはいえ、ブラバスは別にセンスだけの会社ではない。技術力も相当なものだ。エアロパーツはすべて風洞実験を経て作られ、経営者は「ブラバスはファンクショナルデザインしかない」と豪語する。カッコいいだけのデザインはしないのだ。
何よりもメカニズムである。ブラバスチューンの真骨頂はエンジンだ。C4.0がまさしくそうで、既に高性能と評判の高い272馬力の3.5リッターV6DOHCをベースに、専用クランクシャフト、オーバーサイズピストンによりボア、ストロークともにアップさせて排気量を4リッターに拡大。ピークパワーを60psアップの332hpに、ピークトルクを70Nmアップの420Nmに高めている。
シンプルにここがブラバスとAMGの最大の違いだ。今やメルセデスの完全資本となったもう一つのお抱えチューニングブランド、 AMGだが、こちらが主にスーパーチャージャーを使ってパワーアップするのに対し、ブラバスは徹底的に排気量アップでいく。
もちろん技術的に難しいのは排気量アップだ。AMGも確かに専用工場で作られ、職人によりアッセンブルされているが、基本構造は変わらない。一方、ブラバスの場合、専用形状の燃焼室を持つシリンダーヘッドに専用カムシャフト、専用インテーク&エキゾーストシステム、専用メタルキャタライザー、専用エンジンマッピングまで備えている。
足回りも当然専用だ。ダンパーはサブチャンバーを備えた新しいタイプのビルシュタインで、スプリングと合わせて固められ、15ミリほどローダウンした上でフロント235/35ZR19、リア265/30ZR19のコンチスポーツコンタクト3を履きこなす。場合によってはさらに扁平率の低い、20インチを選ぶことも出来るというから凄い。
なによりも驚くべきはそれでいてメーカー並みの3年間10万キロ保証が付くことだ。これはブラバスが独自に03年から実行していることで、メーカー資本の入らない独立したチューニングメーカーとしては例外的だ。
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