マツダ CX-30、CX-5、CX-8でマッドなオフロードコースへ。乗用車向けAWDの進化を実感
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一 111
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一 111
続いて、CX-30で林間コースへ。こちらもぬかるんだスリッピーな状況でしたが、特別な操作をする必要もないまま、25度近く傾くバンクコーナーや細かいアップダウンをさらりと走り抜けます。
短いながらも30度近い急勾配上りセクションでは、坂の途中につるつるの石が敷かれているため、手前で一旦停止しトラクション性能を向上させる新機能、オフロード・トラクション・アシストの作動ボタンをオンにして発進します。
案の定、石の路面箇所でタイヤが空転してスタック状態になるも、アクセルを更に踏み込むと、オフロード・トラクション・アシストが発動し、ガガガガガとブレーキの作動音を響かせながら、スルスルと坂を上り切ってしまったのでした。
急勾配でのスタックからの脱出は3回試しましたが、一度完全に止まってしまった状態からでも再スタートして登り切ってしまった瞬間には、発表会の際に開発主査が「CX-30はAWDがおススメです」と発言した意味が理解できた気になりました。
一点、念のために記載しておくと、オフロード・トラクション・アシストはあくまでスタック脱出用の緊急機能であるため、スタック状態を脱したら、スイッチはオフにする癖をつけておいたほうが良さそうです。そのボタンを押す機会があるかどうかは別として。
次のページ>>モーグルでスタックしたCX-8で新機能の実力を実感
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