P ZERO×ハイパワーSUV、相性はいかに?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
そこでチョイスしたのが、F1タイヤの名称でも有名な「P ZERO(ピーゼロ)」のランフラット。そもそもポルシェの純正タイヤなどで名を馳せたイタリアメーカー、ピレリのフラッグシップタイヤである。しかも、今回チョイスしたのはなんとフロントが275/40R20で、リアが315/35R20というトンでもないサイズ。
ところでP ZERO ランフラットはBMW1シリーズ用の普及サイズまで用意するからビックリだが、話を戻すと要するにX6というのは究極の欲張りカーなのである。SUVでありながらスポーツカー的にも走り、デカくて、見栄えが効くだけでなくシャープで、しかもリア2人乗りの4シーター。まさしくワガママで自己主張の強い人間が乗るクルマであり(笑)、だからこそ速さだけでなくコーナリングのキレの良さや乗り心地、さらに見た目の良さにもこだわる。
果たして履き替えた後の編集長コメントはというと…「小沢さん、総合力は確実に上がりましたね。特にグリップが素晴らしくて、レインボーブリッジ下のコーナリングでもしっかり踏ん張るようになったし、それでいて手応えはシャープ。これ、イイッスよ」。そう、まさしくそうなのだ。ある種、二律背反する性能を両立するタイヤ、それがP ZEROの真骨頂でもある。
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