日産、フェアレディZをベースとしたGT4レーサーを発表。23年シーズンから供給開始
掲載 carview! 文:編集部/写真:日産自動車 10
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日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、「Nissan Z(日本名:フェアレディZ)」をベースとしたレース車両「Nissan Z GT4」を発表した。
「GT4」は、市販車をベースに開発された車両で行われるレースカテゴリーの1つで、マクラーレンやトヨタ、BMWなど、多くの自動車メーカーが車両供給を行っている人気のクラス。世界各国でGT4マシンを使ったレースが行われ、日本でも「スーパー耐久シリーズ(S耐)」や「GTワールドチャレンジ・アジア」などで盛り上がりを見せる。
Nissan Z GT4は、NMCのニスモレーシング事業部が開発を担当し、今年の6月に開催されたスーパー耐久シリーズ第2戦「富士24時間レース」にテスト参戦した車両をベースに改良を重ね、フェアレディZの素性を活かしながら、走行性能や安全性、耐久性や操作性を高次元でバランスさせた。
搭載されるエンジンは、フェアレディZに搭載される「VR30DDTT」をベースにチューニングが施され、シャシーとサスペンションはレース用に最適化。レギュレーションの範囲内で空力も最大限高められているほか、コックピットは居住性や操作性にも配慮されているという。
Nissan Z GT4の詳細は、11月1日から4日にアメリカで開催されるSEMAショーで発表され、車両の供給は23年シーズンから開始予定。来シーズンからは世界中のレースでZが活躍する勇姿を見ることができるかもしれない。
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