スバル インプレッサは安価でも高級な乗り味をもつゴルフ要らずな国民車だ
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 25
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で、いきなり結論から三点申し上げたい。
1. スバル インプレッサスポーツの1.6L版は今、総額200万円台で買える車のなかでは「ベストに近い」実用大衆車なのではないか?
2. ただし後述する2つの残念な点はある。
3. 今回の特別仕様車も悪くないが、普通の1.6i-L EyeSight(AWD)で十分かとは思う。
以下、詳細をお話ししよう。
まず「今、総額200万円台で買える車のなかではベストに近い実用大衆車である」ということだが、何がどうベストかといえば「乗り味がとってもいい感じ」なのである。
まあ「乗り味がとってもいい感じ」というのもあまりにも偏差値低そうな日本語でかなり申し訳ないわけだが、本当にそうなのだから仕方ない。
インプレッサスポーツの乗り味の良さは、「うまいお米」のそれに似ている。……といってもたぶん伝わらないと思うので、補足する。
諸外国の人がどう感じるかはさておき、日本国で生まれ育った者であればたいてい「炊きたてのごはん」はうまいと感じるだろう。
だがその「うまい」という感慨のなかにも、実はかなりのばらつきはある。
「ちょっと古米くさいけど、どんな米でも炊きたてはそれなりにうまいよね」から「普通ぐらいにうまい」を経て「安い割にうまいじゃん」となり、その後は「高級品だけあってやっぱりうまいね」「死ぬほど高い代わりに死ぬほどうまいよ!」へと至るのが、価格順で見た場合の米のうまさと反応だろう。
で、総額200万円台級の国産車というのはハッキリ言って「どんな米でも炊きたてはそれなりにうまい」または「普通ぐらいにうまい」程度である場合が多い。
それは考えてみれば致し方のない話である。
総額200万円台の車といえば、お米でいえばスーパーマーケットで売られている精米済みの普通米みたいなもの。それをして「魚沼産の低農薬特別栽培米(車でいえば600万円以上級の高級車)みたいな味がしないじゃないか!」とクレームを付けるのは、どう考えても頭がおかしい。
しかしこのスバル インプレッサスポーツ1.6i-L EyeSight(AWD)は、価格的にはまごうことなき「スーパーマーケットのお米」であるにもかかわらず、まるで低農薬特別栽培ブランド米に近い味がするのだ。
この世代のインプレッサから採用されたSGP(スバルグローバルプラットフォーム)という新しい車台の恩恵により、サスペンションの動きはひたすらしなやかで、どんな路面状況であっても車の「上屋」は体感的にはほとんど揺れないまま、まるでどこぞの高額欧州車のようなニュアンスで直線路を快走し、そして絶大なる安定感をもって大小さまざまなカーブを曲がっていく。なんとも頼もしく、なんとも素晴らしい「日々の味わい」だ。
このようなベタボメをすると必ず「こいつ、メーカーからいくらもらったんだ?」みたいなことを言いはじめる輩が出てくるが、あいにく筆者は協賛金の類など一銭ももらっていない。むしろ「くれよ!」と思っているわけだが、残念ながら誰もくれないのだ。悲しい。
だがそれでも、筆者はこの安価な5ドアハッチバックの味を絶賛したい。
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