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ワケありの新型アコード、河口まなぶが試乗!

求められるのは圧倒的なプラスα

ご存知のようにこの1年で我々と、自動車を取り巻く環境は大きく変わった。そうした中で、クルマに求める価値も変化したはずだ。おそらく新型アコードが1年前に登場していれば、世間の評価もそれなりに高かっただろう。しかしこの1年で状況は一変した。特に我々は今や、燃費性能と車両価格に対して実にシビアな目を向けるようになった。燃費も価格も低いに越したことはないわけだ。

そうした状況にあってアコードの説得力は若干弱い、というのが正直な気持ち。事実ホンダ内で同じエンジン/トランスミッションを搭載するオデッセイのアブソルートが、7人乗りかつ車両重量もアコードより約100kg重いながら、11.4km/Lを達成している点は見逃せない。これはアコードの上級グレードと同じ数値でもある。また車両価格が最廉価版で270万円、最も高価なもので410万円という価格帯も厳しいといえる。発売から1ヶ月が経過した現在、アコードは月販目標の2倍に当たる2000台を受注した。つまり月販目標は1000台。これを年間でキープできるかは微妙だろう。

走りの印象は悪くないどころか、Dセグメントの中で見ても上位に評価できるだけの走りの質感を備えている。また内外装のクオリティも高く、イイ物感もしっかり漂う。つまりクルマとしての印象はお世辞抜きに「良い」といえるものである。

しかし今やクルマとしての印象だけでは、我々ユーザーの購入モチベーションを突き動かすのは難しいのも現実だ。商品として隙がないだけではこの時代で勝利を得るのは厳しい。必要なのは隙のない優れた商品である上で、圧倒的に購買意欲をそそる「プラスα」なのである。そう考えた時、従来の価値観を追求するだけでは物足りない、となる。

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