CLS&CLSシューティングブレークに英国で試乗
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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今から15年前、21世紀を迎えようとしていたドイツの自動車業界は、新しい時代に即した新しいカテゴリーのニューモデル誕生の機運に燃えていた。特にダイムラーベンツの開発を担当していたユルゲン・フッベルトは2002年に超豪華リムジーン マイバッハ、2003年にスーパースポーツカー マクラーレンSLR、そして2004年には4ドア・クーペ CLSとほぼ毎年全く新しいカテゴリーのニューモデルを世に送り出していた。
残念ながらマイバッハとSLRはすでに生産中止に追い込まれてしまったが、CLSはこれまで10年間で12万台が顧客の手に届けられたばかりでなく、他メーカーにも影響を与え、同種のモデルが排出されるほどの人気を得ている。
さて、このサクセス・モデルだが、すでに最初の姿(C219)が世の中に登場してから10年が経過しており、さらに2年前には小幅とは言えモデルチェンジが行われ2世代目(C218)が登場したが、その姿は現在でも新鮮である。特に同時期に登場したシューティングブレーク(X218)はエキセントリックなデザインで独自のポジションを築いている。今回、試乗レポートをお届けするのはフェイスリフトを受けた現行CLS(C218)とシューティングブレーク(X218)である。
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