【直4で600ps!?】トヨタの新エンジン「G20E」に注目。“2JZ亡き後”の救世主になるのか？

GRヤリス Mコンセプト

MR2とセリカ復活の鍵を握るG20Eエンジン

このコンセプトカーは、「MR2 ロードスター」復活のためのテストベッドであるとの見方もあり、さらに復活が噂されるセリカ後継モデルへのG20Eエンジンの搭載も有力視されています。

今後、「MR2」および新型「セリカ」の両モデルにG20Eが搭載され、6速マニュアルトランスミッションおよび8速デュアルクラッチトランスミッション（DCT）の選択肢が用意される可能性もあると見られています。

仮に、トヨタが600ps仕様のG20Eを市販モデルに採用しなかったとしても、アフターマーケット業界がその潜在能力を引き出すのは確実でしょう。

トヨタの名機として知られるのが、「80スープラ」に搭載された「2JZ-GTE」エンジンです。

この直列6気筒エンジンは、1991年に初代「アリスト」でデビューし、その後4代目「スープラ」にも搭載。高い耐久性と圧倒的なチューニング耐性で世界中のファンから支持を集め、今なお伝説として語り継がれています。

そんな2JZの名声に匹敵し、あるいは超える存在となるかもしれないエンジンが、ついに登場しようとしています。G20Eが、トヨタの新たな象徴となる日は近いのかもしれません。

（終わり）

（写真：APOLLO NEWS SERVICE、トヨタ）