C3 エアクロスは優等生でもイケメンでもないが、その個性に心惹かれるクルマ
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一 2
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一 2
シトロエンというと“ハイドロ”のイメージがあって、地面に吸いつくような乗り心地を想像する人も多いと思うが、C3 エアクロスはそのイメージからするとちょっと硬い。段差ではぴょこんぴょこんと跳ねるような仕草を見せる。ただ、ハンドリングはとっても素直で、ハンドルの軽さと回した量に対してのクルマの動きがぴったりで、右に左にハンドルを切るのが小気味いい。
エンジンも思いのほか力強く、アクセルを踏み出したところから前へ前へ進もうとするので、ドライブしていて元気をもらえるような気がする。こんな風なキャラクターだと、乗り心地も個性の一部のような気がして、いつの間にか気にならなくなってくるのが不思議だった。
ゆったりとしっとりと走るハイドロチックな乗り味もいいけれど、シトロエンはそもそも“極上の乗り味”だけを追求しているブランドではないはずだ。ハイドロも元々はクルマの動作系を液体でつないで、より一体感のあるクルマを作ろうというのが志だと聞く。
それなら、このC3 エアクロスは、ちょっとスキップするくらいの足にすることで、乗っていてワクワクしたり気持ちを高揚させるクルマとして一貫性を持たせているのでは……と思うのは、私の考えすぎだろうか?
シトロエンは、人によって好き嫌いが分かれやすいブランドかもしれないが、私にとってはやはり心惹かれる部分が多い。改めてC3 エアクロスに触れてみて、すべてが高いレベルでまとまっているクルマよりも、多少クセがあっても、自分の道や志を大切にして、それを貫いているクルマの方が好きなのだと感じた。……やっぱり、婚活は難航するかもしれないです……。
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伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。
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