新型ポルシェ マカン、直4ターボが日本上陸!
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
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ポルシェのコンパクトSUV「マカン」が、今週末からいよいよ本格的に販売される。本日開催された発表会では、2.0L 直4ターボを搭載したエントリーグレードがジャパンプレミアとなった。マカンのラインナップは、エントリーグレードの「マカン」が616万円、「マカン S」が719万円、「マカン ターボ」が997万円。ちなみに「マカン」とはインドネシア語で「トラ」を意味し、車名を発音する際は「マ」にアクセントがくる。
兄貴分のカイエン同様、ひと目でポルシェと分かるスタイリングが与えられたマカン。力感みなぎるフロントセクションや存在感あるタイヤ&ホイール、リアへと傾斜した流麗なルーフラインなどは、SUVとはいえスポーツカーの流儀に沿ったもの。ポルシェ自身はマカンを指して、「コンパクトSUVセグメント初のスポーツカー」と謳っている。
ボディサイズは全長4680×全幅1925×全高1625mm。BMW X3(同4665×1880×1675mm)やアウディQ5(同4630×1900×1660mm)、レクサスNX(同4630×1845×1645mm)といったライバルと比べてみると、ロー&ワイドな佇まいがかなり際立つ。これは当然、SUVであってもポルシェの名に恥じないパフォーマンスを実現するためのスタイルだ。カイエンとの比較では、175mm短く、15mm幅が狭く、85mm低いというサイズ感になる。
搭載されるエンジンは3機種。「マカン」が2.0L 直4ターボ(237ps/350Nm)、「マカン S」が3.0L V6ツインターボ(340ps/460Nm)、「マカン ターボ」が3.6L V6ツインターボ(400ps/550Nm)で、トランスミッションはすべて7速PDKが組み合わされる。0-100km/h加速はそれぞれ6.9秒、5.4秒、4.8秒をマークする(スポーツクロノパッケージ装着時は6.8秒、5.2秒、4.6秒)。
気になるエントリーグレード「マカン」のパワースペックは「S」や「ターボ」と比べてしまうと控え目だが、車重は「S」より90kg、「ターボ」より150kgも軽く、当然エンジンを積む鼻先も軽くなるので、より俊敏なハンドリングを味わえそう。タイヤも「S」と同じサイズを履くほか、コンパクトSUVセグメントで唯一となるエアサスペンションも設定される。
マカンの大きな特徴として、フロントとリアで異なるサイズのタイヤを履くことが挙げられる。これはSUVとしては異例で、スポーツカーらしいルックスを際立たせるだけでなく、走りにもポルシェらしいエッセンスを与える。つまり、ワイドなリアタイヤがトラクションと安定感をもたらし、リアより細いフロントタイヤがスポーティで俊敏なハンドリングを実現するというわけだ。
予約開始から10月末時点で、すでに1500台を受注しているというマカン。販売がさらに加速する来年以降、兄貴分のカイエンに代わって“ポルシェの稼ぎ頭”になりそうだ。
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