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レクサスGSに第二のHV、300hが追加

2種類のハイブリッドが選べる

昨年の10月、レクサスはさりげなく大きな一歩を踏み出した。それはセダンラインナップの中核を担うGSに、300hというハイブリッドモデルを追加したことだ。

ハイブリッドは燃費性能、加速性能、静粛性など多くの性能を向上させるマルチアイテムとして市民権を得ているわけだが、ここで考えて欲しい。すでにGSにはハイブリッドモデルとしてGS450hがある。つまり、GSの中で「どちらのハイブリッドにするか?」を選べるようになったのだ。

改めて振り返ると、今までは燃費指向であればハイブリッド…それだけで市場が成り立っていた。それぞれのモデルの動力源としてハイブリッドは1つしか設定が無い状況だし、レクサスで言えばCTやHSのように、そもそもハイブリッドというたった1つの動力源しか設定が無いモデルも多い。

強引な例えをするなら、この車種は2Lモデルしかありません! と断言されているようなもの。より気持ちよい加速力が欲しいなら大排気量、もっと経済性が欲しいなら小排気量のエンジンを選ぶような選択肢が無かったわけだ。

しかしGSは違う。これが本来のあるべき姿とも言えるが、ユーザーの好みや生活環境そしてクルマの使用状況に合わせて、どちらのハイブリッドが適しているのか選べるようになった。「燃費性能が欲しい=ハイブリッド」の単調な選択ではなく「燃費性能+αとして何を求めるか?」を選べる時代の到来だ。

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