レクサスLMがライバル。メルセデスの新型高級ミニバン「VLE」と「VLS」は2026年初頭に発売。日本発売はどうなる？

新型BEVミニバン「VLE」「VLS」開発車両「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

ライバルはレクサスやボルボの高級ミニバン。日本でも発売か

両モデルの基盤となる「VAN.EAプラットフォーム」は、フロント・センター・リアの3セクション構成で、バッテリーを床下に配置することでフラットな床面と低重心を実現し、キャビンの広さと走行安定性を両立。

パワートレインはシングルモーターとデュアルモーターを用意。エントリーモデルは後輪駆動で約268ps、上位仕様の4マチック（4WD）は470ps級を想定。バッテリーは90kWhから116kWh以上まで設定され、WLTPモードで500km超の航続距離が見込まれます。

充電は800Vシステムを採用し、22kWのAC（日本の一般的な家庭用ACは最大でも6kW）に加えて、最大350kWのDC急速充電に対応。「V2G（BEVから電力網に電力を供給する仕組み）」や双方向充電機能も搭載予定です。

競合はレクサス「LM」やボルボ「EM90」、中国のジーカー「009」など。米国市場では「VW ID.バズ LWB（ロングホイールベース）」も対抗馬と目されます。

メルセデスは北米・欧州・中国で2026年初頭の発売を予定しており、日本導入の可能性も高いとみられます。

高級EVミニバン市場の主導権争いは、いよいよ本格化しそうです。

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（写真：APOLLO NEWS SERVICE、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、ジーカー、ボルボ、レクサス）