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プロボックス&サクシードが大幅マイナーチェンジ

12年目のマイナーチェンジと共通化

トヨタがプロボックス/サクシードを大幅マイナーチェンジして9月1日から発売する。長年シェアトップを維持してきた日本の定番コマーシャルバンが、実に12年ぶりの改良で、最新のビジネスシーンに向けて進化した。月販目標台数はプロボックスが2600台(カローラ店)、サクシードが1600台(トヨタ店、トヨペット店)。

また、今回の変更では両車のボディサイズが共通になった。2002年登場時は全長・荷室長・積載量などサクシードが一回り大きかったが、今回は両車の間をとった全長4245mmに統一(MC前はプロボックス4195mm/サクシード4300mm)。エンジンラインナップは従来通り1.5L搭載車は両モデルに、1.3L搭載車はプロボックスのみに設定される。

■環境性能を高めたエンジン&トランスミッション

プロボックスの1.3Lモデルは新たに1.3L 1NR-FE エンジンを新搭載。トランスミッションは1.5L/1.3Lともに従来の4速トルコンATから商用バンでは珍しいCVTにグレードアップされ、JC08モード燃費では全車がエコカー減税の対象になった。※1.5L FF車=18.2km/Lと1.3L FF車=17.6km/Lは取得税80%、重量税75%。1.5L 4WD車=15.8km/Lは取得税60%、重量税50%。

セーフティ面もしっかり進化

エクステリアはフロント周り、リアコンビランプ&バンパーが変更され、プロボックス/サクシードで共通となった。フロントグリル&バンパーは多面体風の新デザインで、併せて歩行者の頭部や脚部を保護する歩行者障害軽減ボディへと進化している。

横滑り防止装置のVSCやトラクションコントロール、坂道で車両が下がるのを抑えるヒルスタートアシストコントロールなども装備。全車、14インチの大径フロントディスクブレーキを採用して制動力も高めた。

前部プラットフォームの刷新で快適性向上

プラットフォームはフロント部を刷新し、サスペンション構造も最適化。車速感応型電動パワステ、長時間乗車でも快適なフロントシート形状、冷房効率を向上させたマニュアルエアコンも標準装備する。

運転席周りの収納アイテムも充実。1L紙パック飲料を収納できるセンタートレイや、A4ノートPCや弁当も置ける大型インパネテーブル、スマートフォンなどの収納に便利なマルチホルダー、運転席脇にビジネスバッグが置けるセンターコンソールトレイなど、ビジネスシーンでの使い勝手がさらに向上している。

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