止まらない快進撃、新型インサイトに試乗!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸、ホンダ技研工業
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸、ホンダ技研工業
そんなインサイトを構成する要素として、まず大切なのは「5ナンバーサイズのコンパクト」という部分だ。いまや税制が変わり5ナンバーと3ナンバーの差は無くなった。それを受け、これまで5ナンバーで生きてきた多くのクルマが“快適”の名を盾に3ナンバー化(=肥大化)したが、多くは売れないクルマとなった…。結果として、いま日本で売れているのは軽自動車やコンパクトカーなのはもちろん、ミニバンですら5ナンバー以下のクルマが主なのだ。
そうした状況の中で、インサイトはグローバルカーながらも日本の5ナンバーに収まる1695mmを守った点は大きい。経済危機や環境への意識の高さが下敷きとなる今の時代、日本の3ナンバー枠となる1700mm台の全幅を持つボディでは、日本ではもちろん世界的にも“知性”を感じてもらえないだろう。しかも今の日本市場を考えれば、5ナンバーである事実はフィットやヴィッツといった手軽で身近なコンパクトカーの仲間である証明にもなり、購入の垣根を大きく下げる。
インサイトが開発時に全幅1700mm以下、5ナンバーサイズを死守した理由は、そんなところにもあったはずだ。それに何よりこのサイズとすることは、それまで唯一無二のハイブリッド専用モデルだったプリウスが、まったく手出しできない土俵に上がることをも意味する。より多くの人に…そうした意志が強ければ強いほど、全幅1700mm以下はマストだった。
「ハッチバック」という要素は、5ナンバーサイズのコンパクトカーを考えた時にはある意味で必然の回答だろう。このクラスのセダンに好感度や時代感は皆無。しかし同クラスの多くが採用するいわゆるハッチバックスタイルでもなく、今時としては背の低いスポーティなフォルムが他とは異なる。もっともこのフォルムにはハイブリッドカーであるがゆえの空力性能の追求が背景にある。開発時、とにかく全高を低めよという空力面/エクステリア・デザインからの要求と、とにかく室内高を確保せよというパッケージング/インテリア・デザインからの相反する要求を議論し尽くしてこの形が生まれた。空力と空間、その両方の究極のバランスポイントを探った。結果としてはプリウス似と言われるフォルムとなったが、実際にはプリウスに比べ遥かにシャープでコンパクトな印象だ。もっともその分、後席は普段使いで“ギリギリ”不満を感じないだけの空間と荷室が確保された。
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