初のFF、2シリーズ アクティブ・ツアラーをテスト
掲載 更新 carview! 文:金子 浩久/写真:BMWジャパン
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ちなみに一方の前輪駆動では、前輪ですべての働きを賄わなければならない。その感覚は、スポーティとか、洗練とか、繊細といったものとは正反対のものだ。現在の前輪駆動車はかなり改善が進んではいるが、構造的にゼロに収めることは不可能だ。
その代り、メリットもある。後輪を駆動するためのプロペラシャフトが不要なのでその分の重量が不要となり、また同時に車内にシャフトの出っ張りがなくなって空間が広くなる。軽くなった分は燃費と動力性能の向上に確実に寄与する。だから、コストが限られ、効率を優先されるこんにちのコンパクトカーのほとんどすべてが前輪駆動を採用している。
「BMWは、ダイナミックかつ繊細な操縦フィーリングを重要と考えています。その考えは変わりません」(2シリーズ アクティブ・ツアラーのドライビングダイナミクス・プロジェクト・マネージャー、クリスチャン・シャイノイト氏)
シャイノイト氏は、今後もBMWは3シリーズ以上のクルマには後輪駆動を採用し続けていくと付け加えていた。では、そこまで固執している後輪駆動ではなく、対照的な前輪駆動を2シリーズ アクティブ・ツアラーに採用する理由は何か?
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