300台限定の「スバル BRZ tS」に速攻試乗。第二弾の“味”は?
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:篠原 晃一
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実際に走らせてみると、初代との違いはすぐに明らかになる。まず何と言っても室内の静粛性が高い。今回はダッシュボードやトランクトリム、そしてリアのホイールハウス周りに遮音材を追加して静粛性を高めているが、これだけでかなり上質な感覚が生まれている。
また走りに関しても、大きな違いがある。乗り心地の良さは低速では初代も負けていない。しかしながら、細かな振動や高速域ではプルプルとした震えを初代は伝える。今回はそれが払拭されており、心地よさが増している。
さらにステアリングを切ると、初代から受け継いだ切れ味の良さとしっとり感はそのままに、より気持ちよく感じられる感触が増している。この辺りはサスペンションの効果もあるのだろう。以前よりも確実にスポーツ性が高まった。
初代はコーナリング時にちょっとリアが沈みすぎるような感覚があったが、2代目はもっとノーズが入っていくようなバランスを持っている。このため、必然的に切れ味鋭く感じられるのだ。
2代目「BRZ tS」は、初代オーナーからすると羨ましい1台に仕上がっていた。まさにクルマとしての「ネガ」をすべて潰した1台と言い換えることもできる。
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