WEC富士・観戦レポ、日本限定6台の「R8 LMX」も
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:アウディ ジャパン
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アウディ・ジャパンのお誘いで第5戦フジラウンドを観戦。実はWEC初観戦で、スタート前にグリッドに並ぶマシンを間近で眺め、そのメカメカしいルックスに大興奮。スピードを抑えるため、昨年よりも車幅は減少したとのことだが、それでも実に低く、幅広いマシンで、F1マシンをクローズドコックピットとし、ヘッドライトを備え、エアロパーツをてんこ盛りにしたようなマシンは、いかにもスピードを感じさせて魅力的だ。
ハイブリッドマシンは独特の音を轟かせながら走る。F1のようにエンジン型式が決められていないため、アウディR18 e-tron クワトロは4リッターV6ディーゼルターボ、トヨタTS040ハイブリッドは3.4リッターV8ガソリン、ポルシェは2リッターV4ガソリンターボとバラエティに富んでおり、当然ながら発する音も各車微妙に違っていて面白い。
例えば、R18 e-tron クワトロは、メインストレートでは他の2台に比べて明らかに静かだ。これはトヨタ、ポルシェがガソリンエンジンなのに対し、アウディはディーゼルのため回転数が低いからだろう。いっぽうで、アドバンコーナーあたりに陣取って聞いてみると、各車ともコーナー進入で減速する際に市販車のハイブリッド車とまったく同じ種類のモーターによる回生音をさせるのも面白い。
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