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続々PHEV化で完成するレンジローバーの唯一無二の世界観。その裏で過激なV8モデルも準備中!?

続々PHEV化で完成するレンジローバーの唯一無二の世界観。その裏で過激なV8モデルも準備中!?

レンジローバーイヴォーク

電動化は実は二枚舌?

最後に末弟の「レンジローバーイヴォーク(以下イヴォーク)」にも短時間乗ることができた。グレードは「オートバイオグラフィ P300e」。

レンジローバー/レンジローバースポーツは、エンジンとミッションの間にモーターを挟んだPHEVシステムだが、こちらは直列3気筒ガソリンエンジンがフロントを駆動し、モーターが後輪を駆動するシステムを採用。エンジンのみで走る場合はFFになるちょっと変わったシステムである。なお、EV走行換算距離は68km(WLTPモード)で、急速充電には対応しない。自宅で普通充電するのが基本となる。

エンジン始動直後は3気筒のプルプルとした振動を僅かに感じるが、少し走ればすぐに気にならなくなった。ややエンジンに存在感があるものの、モーターとの切り替えも至極スムーズで乗ってて違和感はない。

スポーティな流行りのコンパクトSUVと比べればゆったりとした乗り心地は健在だが、レンジローバーから乗り換えると、そのフィーリングはゆったりより軽快さが際立つ。モーターとエンジンを合わせると309PSにもなるのでかなり快活に走ることもできる。しかし、高い静粛性や均整の取れた上品な内外装など小さい体躯でもレンジローバーの世界観は健在。このクルマはやはりゆったり上品に走るのが似合っている。

街乗りではEVとして、それでいて遠出の際に電欠の心配をしなくてよく、スポーティな走りからジェントルな走りまで許容するPHEVは、それ相応の金額を出せるユーザーにとって現時点でのパワートレインの最適解なのだと感じさせる。

ギラギラとした“わかりやすい高級感”は皆無で人によっては物足りなさを感じるかもしれないが、サスティナビリティなんて小難しいこと言わず、この乗り味と世界観を味わうためにPHEVを積極的に選びたい、そう思わせてくれた。なお、末弟でも車両本体価格は1036万円(試乗車は74万6180円のオプション付)。これを高いと思うか安いと思うかはあなた次第である。

>>レンジローバーのPHEVモデルを写真で詳しくチェックする

JLRでは今後、売れ筋のディフェンダーにもPHEVモデルを追加し、2025年には旗艦レンジローバーに初のBEVモデルが追加される。矢継ぎ早に電動化を推し進める印象だが、それと並行してまもなく史上最強のディフェンダー「OCTA(オクタ)」の登場が控えている。V8ツインターボ搭載のこの過激なモデルも、恐らく初期ロットは瞬く間に完売するだろう。

二枚舌なんて言いたくもなるが、高級ブランドの本質は富裕層の欲望を満たすこと。むしろOCTAやV8エンジンを搭載する「SVシリーズ」のようなクルマを売るために、電動化を積極的に推し進めている、なんて思ってしまった。

(終わり)

◎あわせて読みたい:
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