アストン・ラピード試乗 スポーツカー足りえたか
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:アストンマーティン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:アストンマーティン
というわけで、リアシートが使えることは分かった。ではその走りはどうなのか、ということでその翌日と翌々日、ヴァレンシア周辺の高速道路や山間のワインディングロードにラピードを駆り立てのだが、そこでも僕は期待を裏切られることはなかった。大柄なボディにもかかわらず、ラピードはスポーツカーらしい挙動を見せてくれたのである。
まずパフォーマンスに関していうと、車重1950kgとDB9より190kg重くなっているから加速はDB9よりほんの少し牙を抜かれた印象があるが、0~100km/h加速5.2秒、最高速296km/hという動力性能に、もちろん不足はない。しかもアストンのV12は、いかにもイギリスのスポーツカーエンジンらしく低回転から豊かなトルクを捻り出すから、低速からでも軽く踏めばグッと反応する。その一方で、レスポンスのいいパドルを叩いて積極的にシフトダウンし、高回転まで引っ張り上げると、当然ながら迫力の加速を味わうことができる。しかもそういった状況では、4000rpm弱からエグゾースト系のバルブが開き、V12が豪放な排気音を奏で始めるのが好き者の感性を刺激する。
シャシーのする仕事に関していえば、最初に感激するのが乗り心地の快適さだ。電子制御アダプティブダンパーはノーマル状態ではかなり柔らかいセッティングで、専用開発のBSポテンザS001なる20インチタイヤを標準で履いているにもかかわらず、ほとんどサルーン並みのソフトな乗り心地をもたらしてくれる。そこで、ある程度スピードを上げたところでダンパーをスポーツモードに切り換えると、それでもスポーツモードの一般的なイメージほどは硬くない、ちょうどいい具合に締まった乗り心地が手に入る。と同時にラピードの室内、風切り音や内装の革のこすれる音などが気にならないのも印象的で、ここにはNVH担当の日本人チーフエンジニア、石川さんらのキメ細かい仕事ぶりが伺える。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
PPのノリス、赤旗で後退しタイトル争いにも打撃「ライバルはラッキーだったが、僕は不運だった。戦略に誤りはない」
「“暗い色”増えたなぁ…」 自動車カラーのトレンドが一気に“地味化”へ!? “とにかく明るい色”から一転のワケ
「ヘッドライトが眩しいクルマ」なぜ増えた? 信号待ちで「ライト消さない人」が多数派になった理由とは? ヘッドライトの“新常識”ってどんなもの?
小さいジープはいかが? ブランド最小のSUV「アベンジャー」がEVで登場! 【新車ニュース】
[音を良くするコツをプロが指南]何はなくとも「スピーカー」を換えれば音は変わる!
サプライズは失敗したけど……セナに憧れたハミルトン、マクラーレン・ホンダMP4/5Bドライブに感激「これでレースに出れたらいいな笑」
なんと電動過給のV型3気筒エンジン!! ホンダが全く新しい内燃機関搭載コンセプトモデルを発表!
トヨタが劇的勝利でマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得!ドライバーズタイトルは6号車ポルシェに【WEC最終戦バーレーン8時間】
スペーシア ギア vs N-BOX JOY!最新軽スーパーハイトワゴンのドッグフレンドリーポイント比較【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
ホンダ新型「ステップワゴン」マイナーチェンジは間近!? 「エアロ」モデルの“押し出し”感もアップ? デビュー3年目で「どう変わる」のか
「ランボルギーニは皆が必要としてないが皆に欲しいと思わせるクルマ」…デザイン・ディレクターが語るファイティングブルのDNAとは
角田裕毅、F1サンパウロGPで予選3番手:これまで予選トップ5を記録した日本人ドライバーは5人
4WD化&ターボエンジン搭載のガチGT-Four仕様! 北米トヨタが「GR86 ラリーレガシーコンセプト」発表
【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
あの「250」のオープンが想像以上にゴツカワ! トヨタが本気を出した「ランクルROX」の大量画像
【かっこいいぞ…】アウディ新型「A5」&「S5」公開! 実質A4の後継モデルはファストバックの5ドアとワゴンを設定
現行マツダ唯一のロータリーエンジン搭載モデル「MX-30」がマイナーチェンジ 価格は293万円から
レクサスの歴史的象徴「LS」が売れない3大要因と、次期型が“ふつうのセダン”にならない理由
“50位圏外”でスランプ続く「CX-60」。モデル末期「CX-5」と総合力ではどちらを買うべき?
白熱の王座争い!! 国内二大レースのSUPER GTとSF、最終盤の見どころと観戦時のポイントを解説
【最安グレード追加】レクサス最小SUV「LBX」に“エレガント”新設定 価格は420万円から
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!