【日本人歯ぎしり】「ランクル250」の“一番いいグレード”発売が先送りされる残念な理由と予想価格
掲載 更新 carview! 文:編集部 69
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次に、購入検討層の今後の戦略を左右しそうなターボハイブリッドの国内導入時期についてだが、この点に関しては少し悲観的になる必要があるのではないか。
というのも、このハイブリッドユニットが設定されている米国でのメディア調査で、ランクル250(「ランドクルーザー」として販売)はラグジュアリー・ミッドサイズSUVカテゴリーで9位にランクインしており、これはアウディ「Q8」(12位)、BMW「X6」(15位)などよりも上位となっている。
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つまり、かなりの人気を博していることに加え、彼の地での価格は5万6700ドル(約873万円)~6万1470ドル(約947万円)と、日本での価格(520万円~735万円)とかなり開きがあるのだ。
ランクル250は米国向けも日本国内で製造しているから、ただでさえ需給が逼迫しているなか、さらに需要に火を付けそうなハイブリッドを国内投入すれば、利幅の大きい米国向けの生産にも影響が出てしまうだろう。
ということで、ハイブリッドの国内導入は当分望み薄というのが予想だが、あえて踏み込むなら、仮に導入される場合は800万円前後になる見込み。
その理由としては、現状の最上級グレード(735万円)を上回る価格設定となるのは当然だが、一方で兄貴分「ランドクルーザー300」のトップグレード「GRスポーツ」(ガソリン:770万円/ディーゼル:800万円)を上回るのはヒエラルキーを崩してしまうから避けたいところ。
長期受注停止中のランクル300が販売再開時に物価高などの影響から値上げが行われ、「GRスポーツ」も少し上の価格帯に移行。ランクル250のターボハイブリッドは700万円台後半から800万円前半に設定されると想像するがどうだろう。
引き続き、今後の動向に注目してほしい。
(終わり)
(写真:トヨタ、レクサス、BMW、アウディ)
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