新型レクサスGS登場 プロトタイプの実力は?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
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一方、快適性を左右する開放感と、スポーティ感を左右する包まれ感を融合させたインテリアは、今のGSと共通していると感じた。だがそのレベルが異なる。横に大きく広がった視認性に優れる大型12.3インチセンターディスプレイや、横スクエア基調に仕上げられた内装デザインがもたらすワイド感、さらにはアルミやウッドを適材適所にあしらった高い質感。これらの効果により、前席部の広さは基本変わらないのだが、空間の余裕や車格がひとつ上がった高級感も感じる。
後席の広さも新型の特徴だ。ユーザー調査による後席の狭さはGSの課題としてメーカーも認識しており、そこを改善してきた。クッション性を損なわず前席シートバックを薄くして膝元スペースを確保し、さらにリアシートの背もたれ角度を寝かせて、ゆったり感と視覚的なゆとりを持たせた。その効果は大きく、4人乗車での長距離移動も一切の不満無くこなせると直感する。
ハイブリッドモデルのトランクスペースの広さも注目だ。以前のモデルではゴルフバックが積み辛いなど、実用性が犠牲になっていた。それもユーザー調査による課題に挙がっていたので今回改善。リアサスペンションの形状、具体的にはバネとダンパーを別けて設置することでスペース効率を向上している。トランクスペース内の張り出しが小さくなり、ゴルフバックも楽に積める広さを確保した。もちろんガソリンモデルのトランクも今まで以上に使い易い形状になっている。
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