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トヨタの一人勝ちが続く。ジープやプジョーも存在感を発揮【マーケット概況・7月】

低迷が続いた軽乗用車市場が回復基調に

7月の新車マーケットは、軽乗用車市場が回復基調となり、マイナス幅が大幅に改善。前年割れが19ヶ月続く市場に明るい光が差し始めた。生産を中止していた軽乗用車の販売再開とボーナス時期が重なり、マーケットが活性化した模様だ。詳しい状況を順に見ていこう。

新車販売全体は、前年比2.2%減の41万5606台。6月比で1.3%縮小したなか、軽自動車については前月を0.5%上回った。これは5月中旬より生産を中止していた「日産 デイズ」シリーズおよび「三菱 eK」シリーズの販売が7月初旬に再開されたのが大きい。デイズとeKシリーズの7月の登録台数は、合計1万台を超えている。

一方、登録車は前月比で2.1%減少した。7月は6月に比べて販売が下向く傾向にあり、例年の市場の変化に同調した格好だ。ただ、そうしたなか普通乗用車については、前年水準を上回った。これは「トヨタ プリウス」の販売好調が市場を牽引したためだ。

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