アドバン最強ストリートタイヤ、ネオバAD08!
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:中野 英幸
ヨコハマタイヤのハイパフォーマンス、そしてハイクオリティの象徴として位置づけられているアドバンシリーズのフラッグシップタイヤ「アドバンネオバAD」モデルが、6年ぶりにフルモデルチェンジ。先代モデルであるAD07の『競技用タイヤを除いて、一番速く、一番楽しいスポーツタイヤ』というコンセプトをそのまま引き継ぎ、AD08へと進化してきたのだ。
今回用意された試乗コースは筑波サーキット。このことからも、このタイヤがサーキットユースも十分にこなすという、コンセプトに準じたメーカーの意志が読み取れる。だが技術説明を受けると、このコンセプトから「競技用タイヤを除いて」という言葉を排除した方が良いのではという思いを抱いたのだ。
と言うのも、説明を聞けば聞くほどこのタイヤは特殊である。ストリートユースが主軸であるはずなのだが、まるで競技用であるSタイヤの説明を聞いているような錯覚に襲われた。言い換えれば、それほどまでにAD08は、ハイパフォーマンスを追求しているということなのだろう。一番速く、一番楽しいスポーツタイヤというコンセプト通りの実力を発揮しているだろうことは説明を受けただけで十分に予感できたが、同時に技術の進歩がストリートタイヤとレース用タイヤの垣根を壊したかのような印象を受けたのだった。
AD08に採用された技術として、まずMSコンパウンド2が挙げられる。WTCCというツーリングカーレース用タイヤにも採用された、質問しても明かされることの無い新配合剤を採用。加えて配合されるポリマーも一新され、剛性を維持しつつもミクロレベルでの柔軟性を維持しているという。これにより接地面積を確保すると共に、路面の微細な凹凸を捕まえるので、高いグリップ力を発揮する。ちなみにこのコンパウンドは、摩耗などを犠牲に高いグリップ力を得たわけではなく、熱ダレや摩耗も考慮した実用性も確保しているらしい。
そして、高荷重時にタイヤの倒れこみを防ぐスチールインナーウォールをAD08専用に設計。スライドでのイメージ図を見るだけで、ハンドリングの応答性が上がりそうな印象を受ける。またタイヤの顔ともいえるトレッドパターンの造りが凝っているのが印象的。直線基調の溝は、センターグルーブの一本だけ。それ以外は、緩やかに曲がったカーブ基調で仕上げられている。これは一つのブロックを大きくデザインして、ブロック剛性を確保しつつも、排水性などを高めると共に摩耗性能を向上させる狙いがあるという。
うねった縦溝から緩やかにカーブする放射線状の溝は、水を“呼び込む”効果があり、排水が高まる。また、緩やかにカーブした溝で囲まれるブロック形状が、ブロックのエッジに掛かる力を分散して、ハードなスポーツドライブをしても消しゴムの角だけが削れるような偏摩耗を抑えることができ、耐久性が上がるというものだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
外環道「東名―湾岸」ルートの決着つかず “東京案”と“川崎案”どっち? 今後は「協議会に偉い人もう一人」
特撮オタクならではの視点で分析! カワサキ「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」に乗る!
ハンコック、新世代高性能タイヤ「Ventus evo」発表…開発にAI活用
手軽に貴族になりたい!? なら[レクサス LS]中古で探すしかないっしょ!!
一脚22万円!「レーシングミク」が「ブリッド」とコラボしたフルバケが登場! 受注は2025年3月末まで…期間限定生産なのでお早めに
「MT免許を取る人って、余程のクルマ好きか峠ばかり走っている人だけ」投稿に回答殺到!?「会社で必要です」「軽トラ」の声も…クラッチ操作難しすぎ説は本当か? アドバイス集まる
佐藤琢磨が”KIDS KART CHALLENGE”で目指す夢「この中から、プロに匹敵するドライバーが出てきてくれたら嬉しい」 自身も2025年インディ500挑戦に向け調整中
【首都高情報】首都高のPAで「冬の背徳フェア」を実施。インパクト大のメニューを期間限定で販売!
14位のローソン「他チームと戦う十分な速さがなかった」スピンで順位ダウン、終盤はバランスの問題も発生
ホンダから似て非なる2台の電動2輪「ACTIVA e:」&「QC1」がデビュー! 2030年までに30車種投入するうちの12・13車種目の注目ポイントとは
NISMOブランド40周年を記念して行われた「2024 NISMO FESTIVAL」SUPER GT現役を終えるロニー・クインタレッリ選手がファンへ熱い感謝
工場最初の電気エンジンが完成! BMWグループ シュタイヤー工場が初の生産を開始
最新こそ最良か? 言葉を失うほどの性能に、間口の広さまで手にした新型「911」と「タイカン」をPEC東京で堪能した
日本カー・オブ・ザ・イヤー発表直前! 「10ベストカー」それぞれの推しポイントや意気込みを聞いた
【苦戦中】販売ランキングで軒並み30位以下に沈むマツダ…装備充実の4グレード追加でテコ入れなるか?
【抽選受付終了】800万円のレトロ風デザイン「M55 Zero Edition」の人気っぷりに驚いた!
期待の「N-BOXジョイ」が不発。「ヤリス」に抜かれた販売王「N-BOX」のスランプが長引く理由
レーシングカーなのに公道も走れて快適!? マセラティ「GT2 ストラダーレ」国内発表。スペックも価格も凄い…
【衝撃】営利90%減に陥った日産不振の訳は「日本軽視説」? 本当の理由と打開策とは
日本初公開されたランボの新しい入門モデル「テメラリオ」が見せる“今までにない”凝縮感と高品質感
光るナナメキドニー採用!? “新BMWデザイン“に刷新され大きくなった新型「X3」…798万円から
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!