音声認識やデジタル画面が斬新なメルセデスAクラス。課題は固めの乗り味と価格
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
エクステリアデザインは基本的にはキープコンセプトだが、シャープな目つきと低くなったフード、ワイドになったボディなどによってスポーティさを増した。横長のリアコンビランプや、直線基調になったサイドのキャラクターラインも新型の識別ポイントだ。室内空間や荷室容量も29L増大していて、とくに室内横方向のゆとりは先代から乗り換えるとはっきりとわかる。「レクサス UX」が荷室スペースを割り切りデザインに寄せてきたのとは対照的に、新型Aクラスはこのクラスのベンチマークである「VW ゴルフ」に負けない実用性を目指しているのが見て取れる。
圧巻なのはインテリアだ。水平基調のダッシュボードに横長の液晶ディスプレイをポンと置いたデザインはとにかく新鮮。ひさしがないため直射日光が当たったときの視認性が心配だったが、高い輝度と入念な表面処理が功を奏しているのだろう。明るい日中でも見難さを感じることはなかった。
「Sクラス」によく似たタービン風デザインのエアアウトレットや、その下にレイアウトしたスイッチ類、ピアノブラック仕上げのパネルなど、質感の高さも特筆レベル。とくに細部へのこだわりはApple製品を彷彿とさせる。液晶パネルの解像度や、凝りに凝ったアイコンデザイン、NVIDIA製高性能グラフィックボードが生みだすヌルヌル、サクサクした操作性も最新スマホに負けていない。そしてそれは、車載用インフォテインメントシステムとしては世界最高峰であることを意味する。
機能が多く、カスタマイズオプションも豊富なので、操作には慣れが必要だ。自信をもって言うが、1週間程度ではとてもじゃないがすべての機能を使いこなせるようにはならない。しかし、コツさえつかめば操作ロジックは比較的シンプルだ。キーとなるのは左右親指で操作するステアリング上の2つの小型タッチパッド。左が中央画面の操作、右手がドライバー正面(メーターパネル)の操作を担当し、上下左右で目指す機能を選んでプッシュで選択する。中央画面はパームレスト付き大型タッチパッドや画面タッチでも操作できるが、ドライバーが操作するならステアリング上の小型タッチパッドが便利だ。
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