メルセデスAMGに新たなエントリーモデルA35 4MATIC。デイリーユースにおける上質な走りを追求
掲載 更新 carview! 写真:ダイムラーAG
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独メルセデス・ベンツは12月5日、ハイパフォーマンスブランド、メルセデスAMGのニューモデルとなる「A35 4MATIC」の詳細を公表した。
10月のパリモーターショーでAMGの新たなエントリーモデルとして紹介されたA35 4MATIC。チューンされた2リッター直4ターボを積み、4輪を駆動する構成は2013年にデビューした「A45 4MATIC」と同様だが、アウトプットはそれよりもややマイルドな最高出力306馬力、最大トルク400Nmとされ、デイリーユースにおける上質な走りも追求したモデルとなっている。
とはいえ、0-100km/h加速は4.7秒、最高速は250km/hと、その実力はホットハッチとして超一流。ハイパワーを伝えるトランスミッションはレーススタート機能を搭載したAMG スピードシフト 7速DCTで、ドライビングモードにあわせてフラップを調整するAMGエグゾーストシステムも標準装備される。
サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアが4リンク。オプションでアダプティブダンピングシステム「AMGライドコントロール」も用意される。ブレーキは兄貴分のA45と同じフロントに4ピストンキャリパーを備え、可変ギア比の電動パワステもあいまって、ワインディングでも軽快なドライビングが楽しめそうだ。
インテリアは新型Aクラスに準じた先進性を感じるデザインだが、そのなかにもAMGらしいディテールが散りばめられている。デジタルパネルは「クラシック」「スポーツ」「スーパースポーツ」の3つのスタイルが設定され、データロガーもオプションで追加可能となっている。
走行性能やデザインだけでなく、アフォーダブルな価格設定もA35 4MATICの魅力。ドイツ本国では19%の付加価値税込で4万7529ユーロ(約608万円)がスターティングプライスとなり、メルセデスでは比較的手の届きやすいモデルをラインナップすることで、顧客層の若返りも狙えるとみる。国内導入が待ち遠しいモデルがまた1台増えた。
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