Z世代のカスタムカーはサイバーバーパンク。三菱公式・メタルギアの世界を表現した「アウトランダー」の可能性

アウトランダーPHEVナイトシーカーコンセプト（NIGHT SEEKER CONCEPT）

ゲーム世代に似合うサイバーパンク風カスタム

開発を手掛けたスタッフによれば、デザインなどの制作は三菱側で行い、メタルギアソリッドのオーソライズを受けるという形で進行。

ノーズをガードする樹脂製透明シールドは、かつての三菱の十八番だった「アニマルバンパー」の近未来バージョンという側面と、メタルギアの主人公・スネークが使う透明シールドとイメージをオーバーラップさせているそう。

さらにその下には無骨なこれまた直線的なデザインのスチール製アンダーガードが配置され、ノーマルなアウトランダーPHEVの上質感とは別モノの、近未来のミリタリーとでも言えそうな雰囲気を醸し出しています。

ブースにはメタルギア名物の段ボールもしっかりとセッティング（笑）。段ボールにあるQRコードをスキャンすると、メタルギア的世界を走行するアウトランダーという会場限定のイメージCG動画が見られるというオチまで用意されていました。

・・・このアウトランダーが保安基準が通るとは思えませんが、これからのドレスアップの戦略としてゲーム的、サイバーパンク的な世界観はアリかもと思わせる一台。8割がゲームを楽しんでいるというZ世代のカスタムカーは、こんな世界をみせてくれるかもと妄想したくなります。

オートサロン会場には「デリカD:5」のアドベンチャー仕様「デリカD:5 ブラックエディション アクティブシーカー」や、ヒロミがデザインしたトライトンのカスタムカー、さらにはレッドブル・ジャパンとのコラボでモバイルDJブースに仕立てられたトライトンも登場。ブランドの勢いが感じられる展示が印象に残りました。

（終わり）