【国産小型4座クーペ比較】“大人雰囲気”の新型「プレリュード」と“ガチな速さ”の「GR86」。あなたが選ぶべきはどっち?
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ 78
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ 78
ではいよいよ、プレリュードとGR86を比較してみましょう。
走りに対して言えば、速さ、MT、後輪駆動というスポーツカー的な価値観で「GR86」が圧勝しています。「純粋なスポーツカーが欲しい!」というのであれば、間違いなく「GR86」一択です。
一方の「プレリュード」は、スポーツではなく“スペシャリティ”を標榜するクルマです。
今では絶滅してしまいましたが、昭和の終わりごろにかけて「スペシャリティ」は圧倒的な人気を誇っていました。「スポーツカーは汗臭くてダサい。それよりもデートに使える、おしゃれで快適なスペシャリティの方が良い」というのが社会常識だったのです。
今でもそうでしょうけれど、「クルマの速さ」よりも、「異性とのデート」の方が重要であり、そのためのクルマが「スペシャリティ」だったのです。
そうした「デートに使う」を主眼とし、そのおまけとして走りも楽しみたいというのであれば、「プレリュード」をおすすめします。さらに、外から見て、「落ち着いた大人」に見えるのは、間違いなくプレリュードです。
“若い走り屋風”に見られてもいいならばGR86ですが、酸いも甘いも知る大人としてスポーティなクルマに乗っているように見せたいならプレリュードでしょう。
ちなみに価格は、圧倒的に「GR86」の方がお手頃価格になっています。価格差は100万円以上になるはず。でも、その価格差こそが、プレリュードのスペシャリティとしての価値を高めることができるのです。
プレリュードとGR86は、同じようなサイズの4座クーペですが、その狙いは、まったく異なります。
そして、プレリュードのスペシャリティ路線も、GR86の古典スポーツ路線も、いまや共に絶滅危惧種となってしまいました。それだけ2台は貴重な存在です。どちらを手に入れても、きっと後悔はしないはずです。
(終わり)
(写真:トヨタ、ホンダ)
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