BMWと、走りと、力学と 335i ドライビング分析
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
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最近、クルマと対話するといった表現をよく目にするが、それに対してひとつモノ申したい。と言うのも、対話と言うのは相互からの話の提案があって成り立つもの。「おはよう」と言い「おはよう」と返されるだけでは、単なる言葉のやり取りにしかならない。つまり前章でふれた、操作に対してレスポンス良くクルマが反応するというだけでは、対話にはならないのだ。大事なのは「おはよう」というドライバーの声掛けに対して、「おはよう、今日は…」みたいなプラスαの反応がなければ、会話など弾まず運転だって楽しめるわけがないのである。
335iにはまさにそれがある。ドライバーがハンドルを切った際に、「おはよう」という単純なる返答としてクルマがレスポンス良く反応するだけでなく、「今のクルマの状況は…」と言ったインフォメーションが的確に帰ってくる。例えば、曲がっている最中にアクセルを踏めば、レスポンス良く旋回軌跡は大きくなるのだが、同時にハンドルが軽くなったり、リアタイヤがギュッと路面を捕まえる感覚がシートから伝わってくる。そのプラスαであるインフォメーションをもとに、ドライバーはさらにアクセルを踏んだり、絞ったりするといった反応操作をする。
このようにインフォメーションと言うのは、実はとても大事なもので、これがなければクルマとの対話は成り立たないし、走りなど楽しめるはずがない。そして335iは、このインフォメーションが特に豊富だと感じている。それは刺激とも表現できるもので、タイヤのブロックがよれる感覚がハンドルから振動として伝わってきたり、M3と同等のトルクは雨の日などには簡単にトラクションロスを起こすが、野太い排気音の吹け上がり音からそのトラクションの掛かり具合などを感じ取ることができるのだ。
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