アウディ TTロードスター試乗、マツダ ロードスターと比較した

エンジン・フィールを比べてみると

また、エンジン・フィールだが1.5リッター131馬力の小さなエンジンでガンバっているマツダと比べるのは理不尽で悪いが、2リッター・ターボ230馬力の余裕あるパワー、370Nmの豊富なトルク、そして洗練された滑らかな回転フィールを持つTFSIの方が正直に言って排気量の差以上のモノをもたらしてくれる。

カタログによるダイナミック性能は0-100km/hが4.9秒、最高速度250km/hでリミッターが働く。一方、マツダの暫定数値は8.5秒と200km/hだが、1.5リッターのライトウエイト・ロードスターとしては十分な性能である。

TTSの走りは4輪が優しく路面と会話し、常に安定しており、どんな悪路でも終止快適である。またハイスピード・コーナーでも挙動は落ち着いている。ただし前述の新しい4WDシステム（電子制御油圧多板クラッチ）はこれまで以上にFRのようなリアに存在感のある挙動を見せ、タイトなコーナーではテールがアウトへ出てクイックなコーナリングを楽しませてくれる。