ソニーの電気自動車を見て、日本で自動運転社会が実現をするのか憂慮した
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 18
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レベル4以上の自動運転社会を実現させるためには、車両側のテクノロジーだけでなく、現状すでにある法律やら道路の作りなどを大々的に変更しなければならない。
本邦ニッポンに住まう者のすべてが英才であったならば、そこもきわめてスムーズに解決されるだろう。リスクとリターンの関係を探り、想定されるリスクを極力ヘッジしたうえで、統計学的にも最適な法や道路がすみやかに完成されるのだ。
だが残念ながら世間に英才の数はきわめて少なく、筆者を含むほとんどの者は凡人または愚鈍である。そのため日々、非合理的な選択と行動に明け暮れながら、主に私利私欲について考えている。公益? 何すかそれ? 食えんの? みたいな感じである。筆者にしてもそうだ。
さらには法を作る立法府に属する者にも凡人または愚鈍が混じっているため、あるいは選挙時に凡人/愚鈍から投票してもらわないことには立場がなくなるため、どうしたってポピュリズムすなわち大衆迎合の傾向が強くなる。
それゆえ、「まあテクノロジーのほうは順調に進化するんでしょうが、それを現場で実際にワークさせる人民のアレがアレなんで、レベル4とか5の自動運転が可能になる環境整備なんて、日本では半永久的に無理じゃないですか? トヨタが東富士工場の跡地に作るWoven City(ウーブンシティ)みたいな、ごく一部の例外は別として」というのが筆者の見立てである。
もちろんこの見立ては外れてくれて構わないし、むしろ外れてほしいとすら思っているのだが。
(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
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伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。
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