直噴搭載新911ターボ 新型ユニットは合格か
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
というわけで、いわば普通のエンジンがベースになった新型911ターボだが、それにもかかわらずパフォーマンスが確実にアップしているのがポルシェらしいところだ。排気量が3.6リッターから3.8リッターに増えたこともあって、パワーは前期型より20ps上がって500ps/6000rpm、トルクは30Nm増強されて650Nm/1950~5000rpmになっているのだ。しかも新エンジンは、前期型のそれより重量が12kg軽く、構造の違いによって重心も前期型より低いという、パワーやトルク以外のメリットも持つに至っている。
と同時に新型ターボは、トランスミッションにも大きな変化が生じた。基準となるのが3ペダルの6段MTであることに変わりはないが、2ペダルがこれまでの5段ティプトロニックSから、ツインクラッチMTの7段PDKに進化したのだ。さらにそのPDKの操作系にも新しい展開が見られた。ティプトロニック方式を継承したこれまでのステアリングスイッチに加えて、他社のクルマと同様の左がシフトダウン、右がシフトアップのパドルを装着したスポーツステアリングがオプションで選択可能になったのである。ただしこのパドル、フェラーリをはじめとするスーパースポーツが採用するコラム固定式ではなく、量産車に多いステアリングと一緒に回転する方式なのが僕には少し意外だったが、そのタッチは軽くてしかも節度があり、ティプトロニック方式よりずっと操作しやすかった。
それやこれやの結果、クルマ全体の重量が前期型より25kg軽くなり、車重はクーペのMTで1570kg、クーペのPDKで1595kgになった。だから当然パフォーマンスもアップしていて、PDK仕様のクーペの数字で0-100km/h加速が3.6秒、最高速は312km/hに達する。それと同時に燃費が前期型より向上しているのも、また実にポルシェらしい。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
トヨタ「“新型”RAV4」発売に反響“殺到”!? 「トヨタ恐るべし…」「高級車じゃねーか」 約7年ぶり全面刷新で「450万円スタート」 大幅進化した“SUVの最重要モデル”が話題に
中国の巡視船に“放水砲攻撃”される漁船 3人けが フィリピンが動画公開し猛抗議「この映像を家族と一緒に見てほしい」
【マイクロモビリティ研究所】自転車型で制度認定第1号! 特定小型原付「カーメイト e-FREE 01」試乗インプレッション(動画あり)
メルセデス・ベンツGLSのベースモデル「GLS 450d 4MATIC」がブラックのアクセントパーツを纏ったうえで名称を「GLS 450d 4MATICナイトエディション」に変更
VWのSUV『ティグアン』と『タイロン』、ハンコックタイヤ「ベンタス evo SUV」純正装着
千住金属工業、xEV向け新接合技術を披露へ…オートモーティブワールド2026
ベトナムEVビンファスト、東南アジア初の工場をインドネシアに開所…年産35万台めざす
彼の愛した緑とジャケットを纏う。911 GT3に伝説の美学を封じ込めた「90 F.A.ポルシェ」の全貌
日産 エルグランドだけじゃない!! パトロールも印象的すぎた日産のジャパンモビリティショー2025
北海道で唯一の「三セク鉄道の代替バス」へと変わった旧・ふるさと銀河線!! 鉄道時代のプロファイルが濃厚すぎる!!
デビュー30周年! ホンダの「“3列・7人乗り”ミニバン」に注目! 全長4.8m級「見晴らし良好ボディ」×「ほっこりシート」で快適度もアップ!? 新たな「ステップワゴン“30周年特別仕様車”」2モデルを設定
ホンダ ステップワゴンに、初代誕生から30周年を記念した特別モデル登場!──GQ新着カー
改良後すぐ受注停止の「ノア/ヴォクシー」…現在は「ノアのガソリン車」のみ。買えない現状にユーザーは“お怒りモード”?
絶好調すぎて受注停止の「ヤリスクロス」。26年2月の改良では10.5インチディスプレイ採用で10万円ほど値上げ【販売店情報】
【軽なのに300万円超え…なぜ売れる?】デリカミニ上級グレードが「普通車ユーザー」に刺さる本当の理由
【誤解】トランプ大統領が「小型車の生産承認」を指示。それでも“軽自動車”の米国進出あり得ないと言える訳
【EVなんてまだ早い?】そう思う人向けに「ぜんぜん売れてない電気自動車」の意外と悪くない日常メリットを拾ってみた
車高は低くても価格が高すぎ!? 「RS」投入で「ヴェゼル」の販売が好調…装備内容を考えれば「納得」の声
【V10「LFA」超えの可能性?】新型「GR GT」の4.0L V8が“トヨタ最高傑作”と噂される理由。EV時代でもV8を捨てなかった背景に迫る
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位獲得! 新型「プレリュード」購入者のリアルな声
【アレがない衝撃】アウディ新サブブランドの「E7X」量産モデルが初公開! アウディ伝統“4つのリングが完全消滅”の新顔で2026年発売へ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!