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4シリーズグランクーペ試乗 セダンとは別モノの走り

想像以上に広い室内スペース

試乗車となったのは、2Lの直列4気筒直噴ターボエンジンを積む428iだ。車重は同仕様のセダンに対して70kg、クーペに対して60kg増えるがその負担をまったく感じさせない。ターボのない自然吸気式エンジンなら3Lクラスに匹敵する35.7kgmもの最大トルクを低回転域から発揮するだけにそれも当然であり、場面を問わず力強さの余裕に身を委ねる実感がある。

アクセルを踏み込めばトルクをパワーに置き換えながらエンジンがスムーズに吹き上がり、聴覚を適度に刺激する快音が響き、加速の小気味よさを巧みに演出する。こうした特徴は、同系のエンジンを積む仕様違いの420iでも共通だ。力強さの余裕についても、日常的な場面で不満を感じない程度には確保されているだろう。

前席の快適さはセダンと変わらない。試乗車はオプションのMスポーツ・パッケージを装備(日本仕様はグレードとして設定)していたが、スプリングやダンパーを強化したMスポーツ・サスペンションに19インチのランフラットタイヤを組み合わせていても突き上げをともなう不快感を意識せずにいられた。

ただ、後席については荒れた路面を通過すると乗り心地の硬さが気になることもあった。頭上スペースを得るためにシートのクッションがセダンよりもやや薄いことが影響しているようだ。ひょっとすると、体重が90kgを超えるリポーター自身だけの問題なのかもしれないが…。もし、後席の乗り心地が気になるならダンパーの減衰力を連続可変制御するオプションのアダプティブMサスペンションを選択し、走行モードをコンフォートに切り替えることで解決できることはクーペで確認済みだ。

後席の頭上スペースは、身長が180cmに迫るリポーターがシートに深く腰をかけると髪の毛が天井に触れてしまう。それも、ほんの少しだけ腰を前へ移動させれば頭上のスペースが稼げる。足下スペースは、前席に大柄な男性が座っていたとしても窮屈にはならない。サイドウインドーがスマートな割には面積が広く開放感が高いだけに、室内スペースの狭苦しさとは無縁でいられた。

4シリーズのグランクーペはスマートでスポーティ、さらに3シリーズのセダンと大きくは違わないユーティリティの高さを備えている。価格は3シリーズのセダンよりも高めの設定となるが、納得して余りある価値を獲得したモデルといえる。

【 関連記事:4シリーズ第3弾モデル、4ドアのグランクーペを発表

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