カービューも参戦、第27回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース

写真：堀江 正俊

第3スティントはオオコウチ

強烈な日差しで参加者とマシンを苦しめてきた太陽が隠れ、オフィシャルからライトオンの指示が出る。時刻は18時を回り、本レース名物のナイトセッションがスタートする。これまで数多くのドラマを生み出してきたナイトセッション。ピットにいるメンバーの表情に、薄っすらと緊張と疲労の色が伺える。

18時半を回ると、上位陣の周回は100周を超えた。残り2時間を切り、ここからは速さだけでなく体力・精神力と、燃費の勝負になってくる。オオコウチは集団に捕まりながらも安定した走行を披露。燃費も良い...はずだった。

18時39分、ここで大波乱が起きる。上位を走る1台がコース上でマシンをストップさせる。場内スピーカーから聞こえてきた原因は、なんとガス欠。レースはまだ1時間以上残っている。

予想外の出来事にサーキットは一時騒然となる。セーフティカーが入るタイミングで当初の予定を7分ほど早めヤマモト監督はピットインを選択した。ここまでのピットインはヤマモト監督の長年の経験から絶妙なタイミングで指示が送られている。しかし、各チームが続々とピットインしたため、カービューチームのピット周辺は大混乱。作業スペースが無いためタイミングをずらすが、時間だけが過ぎていく。