燃費&実用性アップ! 新型ビートル海外試乗
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
今回試乗したのは、日本導入モデルの1.2リッターTSI+7速DSG搭載の「デザイン」。試乗車は導入予定にない6速MTで、本国の標準装備は16インチだが、17インチタイヤが組み合わされていた。
坂道発進やバックでは、クラッチミート時に一瞬、ナーバスになることもあったが、ここは賢いDSGがカバーしてくれるので心配ない。そしてタイヤがひと転がりしてしまえば、それ以降はパワー不足を感じることもない。比較のため1.4リッターモデルにも試乗してみたが、走行時のパワー差はほとんど感じられなかった。むしろ、吹け上がりの軽やかさは1.2リッターの方がやや勝っているように思えた。ゴルフでは実用性の高さが印象的だったが、ビートルのようなライフスタイルカーと組み合わせると、気持ちよさや楽しさも感じられるエンジンであると再認識した。
乗り心地も快適だ。ゴルフとは異なり、良い意味でドイツ車の硬質感を強く押し出していないゆとりある乗り味だ。「スポーツ」の19インチ装着車にも試乗してみた。当たりの硬さはなく、すっきりした乗り味だが、トゥーマッチな感じもする。ルックス重視やドレスアップ志向ならアリだが、ライフスタイルカー、あるいは「デザイン」というグレードを考えれば、17インチの走行フィールがジャストフィットとも思えた。試乗はしていないが、16インチでもやさしい乗り味でいいのではないだろうか。
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