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見た目だけじゃなかった。意外や実用性も高そうなマツダのブランニューモデル「CX-30」がついに国内発表

リアパワーゲートが標準。大型ベビーカーも余裕のラゲッジ

1ページ目の最後で居住性や荷室容量が気になるかもしれないと書きましたが、コンパクトでありながら、大人4人がくつろげるパッケージと使い勝手の良さを目指したというCX-30では、流麗な外観に似合わずCX-5並みの室内空間が確保されています。

例えば前席の左右席間は740mmでCX-5と同じ。センターコンソールは大型化されて、シフトレバー前のカップホルダーはカップが並列に置けます。CX-3と比べてみると、前後席間の距離は26mm長く、20mm高くなった後席室内高と、20mm下がったヒップポイントと合わせて、高さ方向には計40mmの余裕が生まれています。

後席の左右席間の距離も50mm広がったことで、センターアームレストの幅も50mm拡張。前席同様、骨盤を立たせて座るマツダこだわりの後席はなかなか快適そうな空間となっていましたが、走行状態で実際にどうか、今後確かめてみたいと思います。

小さな子供がいるヤングファミリーが日常的に使う荷物を積めるようにと、容量と載せやすさにこだわったという荷室の容量は430リットル。さすがに奥行きはボディサイズなりですが、後席を倒してIKEAやニトリの組立家具の梱包など、大型の荷物が積めるよう、荷室開口幅は1020mmと広く取られています。開口部の下限高も地面から731mmと成人男性が使いやすいと感じる740mm以下に抑えているそうです。

荷室にはいわゆるA型・B型のベビーカーはもちろん、近年人気の「エアバギー」といったグローバルサイズの大型ベビーカーを実際に畳んで横にして積んでみましたが、余裕で積み込めました。

スーツケースであれば、60~70Lサイズのスーツケースを2つ、70~74LのJサイズと言われるスーツケースも2つ並べて平置きできるので、海外旅行で空港にCX-30で向かう際も余裕でこなせてしまいそうです。

また、全グレードにパワーリアゲートが採用されているのも荷物の積み下ろしをする機会の多いヤングファミリーには嬉しい装備と言えるでしょう。一方で、CX-5などには備わっている荷室から後席を倒すレバーは設定がありません。これはコストダウンという意味もあるのでしょうが、荷室左右の側面にレバーを設置することで荷室幅が狭くなるのを嫌ったためということでした。

次のページ>>AWD性能を強化。G-ベクタリングコントロールとの協調で操安性向上

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