新型オデッセイに試乗。ノーマルが心も軽い!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:齋藤 正
細かな部分の改良も印象的。ハイドロフォームを用いてAピラーを30%細くして視界を良くしたり、全長は30mmの延長にもかかわらず室内長は60mmも伸ばすなど実に細かだ。また全高は5mm低められ1545mmとなるが、室内高は先代から不変。既にサルーンの領域に近いのだ。
だから印象としては先代よりも確実に進化・深化したといえるだけのものはある。特に先代からの乗り換え需要を考えた時、あらゆる部分が良くなっている新型は、実に説得力があるといえるだろう。特にノーマルの13.2km/Lという燃費性能も、2.4リッターと考えれば納得のいく数字といえる。
ただし、ここ数年でユーザーのクルマに対する価値観は徐々に変化している。事実ミニバン市場で今トップを行くのは1.5リッターのコンパクトミニバンのフリードで、皮肉にもそれはホンダが送り出した新ジャンルである。また先代はレガシィからの乗り換え需要が高かったと聞くが、今やスバルにもエクシーガという3列7人乗りモデルが登場したこともあり、レガシィからの乗り換え需要も減ることは必至だろう。さらに厳しいのはフリードのようなコンパクトミニバンに続くのはノア/ヴォクシーやセレナであり、さらにその後にアルファードやエルグランドが続くのである。
4代目は上級ミニバン市場ナンバーワンを目指すというが、果たしてどの程度受け入れられるかは注目したいところである。また排気量に関しても微妙なところ。先の人気を見ても判るように今やミニバンでも2.0リッター以下が多勢を占め、フルサイズでも2.4リッターが多いのが実状だ。となるとオデッセイというのは車格的にも排気量的にも中間に位置し、「This is 最高にちょうどイイ…」という路線ではなく、逆に上級フルサイズと伍していけるかは未知数でもある。さらにライバルのエスティマはハイブリッドを用意して…という厳しい状況におかれているのだ。
そんな風に考えると、ぶっちゃけ僕の希望としてはもう少しイノベーションして欲しかったというのが本音でもある。もちろん現状でも悪くないし十分に進化・深化しているが、世の状勢を考えるともう一歩が必要と思える。
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