ボルボ・クラシック ガレージでリフレッシュしたボルボ240と940に乗った
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹 1
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹 1
次に乗ったのは1996年式「940 エステート」。940は1990年に発売されたモデルで、このクルマは走行約12万キロのものをリフレッシュ。内容はエンジンとATを5万キロ走行したものに交換、こちらも外装を元のクラシックレッドにオールペンし、サスペンションやブッシュなど先程の240と同じメニューとなっています。ポラールというこちらもベースグレードですが、リフレッシュに合わせて上級グレード「ターボ」用のメッキグリルなどに交換され、外観が「ターボ仕様」となっています。
設計が古い240と比べると明らかに近代化された操作系は今の車に近いもので、すぐに慣れることができそうです。走りはこちらも全体的にゆったりとしているものの、ワインディングのようなところではシャッキリとしたハンドリングが味わえるもので、さらにはロープレッシャーターボのおかげで加速力も問題なし。ブレーキもしっかり効きます。そもそもの走行性能自体も今の車とそこまで大きく変わらないのに加えて、リフレッシュされたことで過不足無く実用的に使えそうです。
ただし気になるのはインテリアのヤレ具合。やはり約12万キロ走行したものなので、クリーニング済みとはいえ樹脂パーツやシートモケットなどは相応の使用感があります。このあたりはどこまで許容できるか実車を見て判断したほうがよさそうです。ちなみにこちらは2019年3月中旬時点で238万円で販売中。高いか安いかは思い入れによって違いそうですが、ゴルフバック4個を余裕で飲み込む広大なラゲッジを持ちながら車幅1755mmのコンパクトなサイズは、むしろ今でこそ魅力的なパッケージのクルマと言えるかもしれません。
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