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新型ジャガーXJ、新しい時代への大胆な船出

アルミボディを活かしきる

ジャガーがアルミボディの開発を手がけてから10年、今回のXJは第3世代となる。600種類もの合金を用い、プレス技術も進化している。ボディシェルのリベットは11%減り、接着剤を使用、溶接は一切使っていない。また、空き缶など再生廃棄物を50%も使い、耐用年数後のボディも回収するなど、車両のライフサイクルでの環境面にも配慮している。

アルミはするどい形状にしにくいため、デザイナーのイメージするデザインにしにくい、密度が低いのでノイズが入りやすいといったデメリットも持つが、軽量化では圧倒的にアドバンテージがある。

確かに第1世代では特有のノイズや振動が気になったが、ニューXJでは改善されまったく気にならなかった。どのような手法による進化なのかエンジニアに聞いたところ、「徹底的にディテールにこだわった」とのこと。それはサスペンション・チューニングのレベルに留まらない。たとえば、ボディと同じ振動数だとパネルが共振してしまうが、どこにボルト付けすれば振動が減るかといった実に細かいところにまでこだわって開発したという。

ニューXJには、スタンダードホイールベースとロングホイールベースという2つのボディが用意される。日本に導入されるエンジンは5リッターV8・NAエンジン(385ps)と、5リッターV8・スーパーチャージャー(470psもしくは510ps)の3種類。すべて6速ATのダイヤル式インターフェイス「ジャガードライブセレクター」が組み合わされる。

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