新型ゴルフは走行性能やデジタル環境がさらに高まった。装備充実グレードは400万円台
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 9
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 9
ゴルフ8の最も大きな売りの一つは「C2X(カー・トゥ・エックス)」である。半径800メートル以内のクルマ(事故車、緊急車両を含む)や、渋滞最後尾、道路工事などのインフラと交信可能で、ミリ秒(1000分の1秒)のスピードでナビ画面に表示される。
冒頭で紹介した22個のLEDライト使用のヘッドライトシステム「IQライト」だが、夜間のテストではコーナーで必要な方向へ照射を行い、対向車がいる場合には相手を幻惑させることなく進行方向だけに配光することを可能にしていた。「トラベルアシスト」は210km/hまで前方車両に追従が可能なアダプティブクルーズコントロールで、日本ではそのスピードまでは不要だが、非常に重宝なシステムであった。
オプションにはヘッドアップディスプレイやAIボイスコントロールも用意され、将来的にはスマホによる窓の開閉、さらにはこうしたシステムへのアップグレードをOTA(無線通信)で行うことも可能である。
ゴルフ8の価格はベースモデルが1万9990ユーロ(※約240万円)と発表された。しかしこのモデルは全くシンプルな仕様で、リアアクスルはトレーリングアームで搭載されるエンジンは1.0リッター直列3気筒で90馬力のTSI。ボディカラーはおそらくソリッドのグレーか白だ。それなりに必要な装備を加えるとおそらく3万5000(※420万円)から4万ユーロ(※480万円)になるものと想像する。なおドイツでの発売開始日は12月初旬である。日本での発売時期や価格はまだ発表されていない。(※2019年12月現在の1ユーロ120円で換算)
最後に、試乗後フォルクスワーゲン社のCOO(最高執行責任者)のブランドシュテッターにインタビューするチャンスを得たので以下の質問を投げてみた。
Q:ゴルフと「ID.3」は市場で競合しませんか?
A:私たちの理解は、ゴルフは伝統的なオーナーに支持されており、ロイヤリティが高いので浮気はされないと思います。ID.3は全く新しいカテゴリー、BEVなので、最初は新しいユーザーが期待されます。新しいとは、これまでVWブランドに乗ったことのない人たち、あるいは少ないと思いますが、全く初めて車を買う人などです。
Q:繰り返しますが、まったく競合はしないと思われますか?
A:(笑いながら)そうですね。本音を言えば昨今の環境保護運動への影響から私たちの製品に乗っていただいている人の中には、当然ローカルエミッションゼロのID.3を選択する人たちがいらっしゃることは否定できません。
Q:どれくらいを考えていますか?
A:そうですね…。20%から30%はあるかもしれません。それでも私たちのブランド内でのビジネスに留まるわけですから、他ブランドへ行ってしまうのよりも良いことだと思っています。
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ローカル線に未来はあるのか!? 鹿児島・JR指宿枕崎線「輸送密度222人」という現実! 経営学者の私が「観光路線化」を強く提言するワケ
FP2で痛恨のクラッシュも、角田裕毅の評価は上昇中。レッドブルのホーナー代表「自信もつき、タイムも縮まり始めている」
カワサキ「Z900 SE」【1分で読める 国内メーカーの2025年現行バイク紹介】
【正式結果】2025年FIA F2第3戦ジェッダ 予選
角田裕毅、サウジアラビアFP2のクラッシュを謝罪「曲がり過ぎて、ウォールに接触してしまいました。チームに申し訳ない」
6番手の角田が終盤にクラッシュ。初日はマクラーレンがトップもロングランは未知数か/F1サウジアラビアGP FP2
マクラーレン1-2。ロングランでも最速クラス? 角田裕毅6番手も終盤にクラッシュ|F1サウジアラビアGP FP2
F1サウジアラビアGP FP2速報|角田裕毅は6番手もセッション最終盤にクラッシュ! 首位ノリスでマクラーレン勢1-2
ライフスタイル別に選ぶおすすめシティコミューター5選
2024年度のリコール 総対象台数、前年比で約53万台減 国交省発表
アルピーヌ「A110」 “R”最後のモデル到着!ブランド70周年祝う新ラインアップ完成
ピットへのエントリー方法をめぐり、レーシングブルズのローソンに叱責処分/F1サウジアラビアGP
【直前】レクサス新型「ES」の最終デザインはコレ! “フラッグシップ化”で「LS」は終焉か…4月23日正式公開
【エルグランドが販売終了へ】後継モデルは“走り重視”の高級ミニバンで独自のファン層を獲得へ
“クラウンのSUV化”は本当に成功だったのか? 「エステート」の売れ行きと“前年割れ”の理由
【オーナーの評価】人気SUV「カローラクロス」は燃費と走りの満足度高め。気になるところは?
「アルファード」は「残価ローン」がないと売れなくなる? 法人が「現金一括」を好む意外な理由も
【大谷翔平選手のCMでも話題】オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」は「ロードスター」にも“アリ”な選択だった
【クラウン顔を採用?】次期「カローラ」は新エンジンでかなりスポーティ。PHEVも設定し26年以降登場か
【街の遊撃手】路面が悪いとジャジャ馬になる? 巨匠がデザインした2代目いすゞ「ジェミニ」は愛すべきFF車だった
待望の“安っぽくない”ステップワゴン「エアーEX」5月登場。330万円までなら“買い”な理由
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!