【ブランド力も問題】世界初のエンジンも搭載する日産の優等生「エクストレイル」はなぜ売れないのか
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 64
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また、インターネット上に寄せられたコメントには「価格の割に燃費性能がいまひとつ」という点を指摘する声も少なくありません。
実際、エクストレイルのWLTCモード燃費は20.3km/Lと、RAV4の21.4km/Lと比べてわずかに劣っています。ユーザーレビューでも「一般道での燃費がイマイチ」「高速で燃費が伸びてくれない」といった声を多く見かけました。
エクストレイルの名誉のために言っておくと、「渋滞の下道でも19km/Lは満足」「ゆったり走れば燃費は満足」といった声もあるので、このあたりはe-POWERという日産の看板ハイブリッドシステムに対する期待度や、ライバルのトヨタ製ハイブリッドの燃費が良すぎるという面もありそうです。
また、主に後席において、乗り心地の硬さを指摘するコメントもありました。プレミアムSUVとして期待したくなる乗り心地よりも、スポーティな走りが重視されていることに不満を感じるユーザーも少なくないのかもしれません。
同様に不満が目立ったのは「日産コネクト」に対するもので、ナビの使い勝手の悪さを中心に「コネクトナビの性能が低い」「社外製品のほうがおススメ」という声も少なくありません。
また、「価格に対して内装の質感が物足りない」「シートベンチレーションがない」「自動ドアロック機能が搭載されていない」「小物入れやグローブボックスが足りない」といった機能や装備面での課題も指摘されています。
シートベンチレーションや自動ドアロックは競合車では標準またはオプションで選択できることが多く、エクストレイルに対する不満の一因となっている可能性があります。
>>エクストレイルと、RAV4やZR-VやCX-5の内外装を比べる
(次のページに続く)
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