トヨタ、福岡バッテリー工場の着工を再延期。EV市場の冷え込みで投資判断を再考
掲載 更新 carview! 文:APOLLO NEWS SERVICE 12
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トヨタ自動車は、世界的なEV市場の減速を受け、福岡県で計画していたバッテリー工場の建設を再び延期しました。
EV需要の鈍化が想定より長引いており、投資のタイミングを慎重に見極める必要があると判断したものです。建設自体を取りやめるわけではなく、計画は継続されています。
同社は2025年2月、福岡県北東部の開発中の工業団地にある用地を約60億円で取得。立地協定では「3年以内に建設を開始する」ことを条件としていました。
しかし今年3月、EV需要の落ち込みを理由に一度延期を発表しており、今回が2度目の見直しとなります。福岡県知事が囲み取材の中で延期を認めました。
※修正とお詫び|記事掲載当初は「福岡県知事とトヨタ社長との合同会見で発表された」としておりましたが、認識違いであったため修正いたしました。2025年11月21日
当初、工場の稼働は2028年を予定していましたが、新たなスケジュールはまだ明らかにされていません。日経アジアによると、トヨタは今後の市場動向を踏まえて全体計画を再評価しており、需要回復の兆しを見極めたうえで再開時期を決める方針とみられます。
背景にあるのは、拙速な設備投資を避けたいという判断です。
(次のページに続く)
#トヨタ #EV #バッテリー工場 #福岡 #投資延期
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