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CLS63AMG 海外試乗 CLSのベストバイに決定

ターボの功罪とアイドルストップ

エンジンを始動した途端、重低音の排気音が鳴り響く。盛り上がる期待に、その動力性能は十分応える。印象的なのは実用域のトルクの太さ。ターボ故に自然吸気と較べるとリニアリティはわずかとは言え譲るものの、明らかにひと回り上の力強さには、やはり頬が緩まずには居られない。

回転上昇の勢いも一層鋭く、いつでも欲しいだけの力が得られる。特にモードダイヤルをSもしくはS+にセットすれば、軽微な、心地良いショックを伴う早技の変速によって刺激的な加速を堪能できるのだ。それだけに、6.2リッターユニットのような高回転域の伸び切り感が味わえないのが残念。情感では従来のエンジンには敵わない。

一方、Cモードでは停車時などにはアイドリングストップによって車内に静寂が訪れる。クルマがクルマだけに、これは実に新鮮な体験だ。

フットワークは一言、最高に気持ちいい。ギア比が約22%速められたステアリングを切り込めばノーズは鋭くインを刺し、良好な前後バランスを利して気持ちのいいフォームで旋回していく。

その分、乗り心地はやや硬めだ。しかしオプションのカーボンセラミックブレーキを装着すると、その軽さが活きて見違えるような快適性を示した。効きや耐久性はもちろん、乗り心地のために装着する価値はあると思えたほど。更に、写真では白いクルマが履いている軽量鍛造ホイールも、やはりバネ下の軽量化に繋がっている。

もっと刺激を! と望むならば、パフォーマンスパッケージを選ぶ手もある。最大過給圧を高め、最高出力557ps、最大トルク800Nmを獲得したエンジンは、特性自体は同じようにフラットながら、さっきまで十分と思っていたノーマルに一瞬物足りなさを覚えるほどの力感が上乗せされる。サスペンションも相応に硬められており、ビシッとしたフットワークはサーキットでも楽しめそうだ。

快適性と走りのどちらも極めたいなら、パフォーマンスパッケージにカーボンセラミックブレーキまでセットするといいだろう。価格はグンと跳ね上がるけれど…。

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