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アストンDBS・海外試乗後編、3276万円は妥当!?

あくまでブリティッシュな6リッターV12

DBSはシャシーやボディだけでなく、当然エンジンもブラッシュアップされている。6リッターV12の基本はDB9と変わらないが、主に吸気系に手が入れられて高回転域での性能が引き上げられ、トルクは570Nmと変わらないものの、パワーはDB9の456psから517ps/6500rpmへと60ps強アップされた。それに対する車重は、フロントフェンダー、ボンネット、トランクリッドの材質をアルミからカーボンに替えるなどして、DB9より65kg軽い1695kgに収まっている。となると当然、動力性能は向上、0-100km/h加速はDB9の4.7秒から4.3秒へ、最高速は300km/hから307km/hへと上がっている。

しかもDBSのパワートレーンには、それにも増して特徴的なポイントが2つある。そのひとつは、それだけピークパワーが上がっても、基本的なトルク特性はブリティッシュスポーツらしい中速重視型で、トップエンドまで引っ張り上げなくても旨味が味わえること。そしてもうひとつは、DB9同様にリアに置かれるトランスアクスル方式のギアボックスが、現時点では古典的な3ペダルの6段MTしか用意されていないことだ。

しかし後者に関しては、少なくともフランスでの試乗では、不具合を感じなかった。なぜならDBSのMTは、かつて経験したV8ヴァンテージのそれと比べるとシフトタッチが劇的に向上していて、意外なほど軽く、素早く、しかもスムーズに変速できるからだ。

一方、ブリティッシュなトルク特性も、DBSドライビングの心地好さに大いに貢献している。例えば3速の3000rpmあたりからでも踏めば明確に背中を押し出す感覚で追い越し加速が始まるのが気持ちいいし、回転が4000rpmに達すると爆音が一気に高まると同時に濃密なパワーとトルクが渾然一体となってボディを押し上げる加速も堪らない。6リッターV12のもたらすパフォーマンスも、DBSの大きな魅力のひとつなのである。

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