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アストンDBS・海外試乗後編、3276万円は妥当!?

あくまで上質な乗り心地

2007年10月下旬、フランス南西部ミディ・ピレネー地方。その一角にある小さな街の古城を改装した瀟洒なホテルのアプローチで、DBSのコクピットに収まってテストドライブに出撃。ゆっくりと街を抜け、地方道を流してもう少し大きい隣街へ、そこを出たら今度はバイパスに乗って少しペースを上げると、やがて中速コーナーの連続が・・・。

アストンマーティンDBSは、ヴァンキッシュSに代わって同社のフラッグシップとなる6リッターV12搭載のニューモデルだが、実はゼロから開発されたクルマではない。2003年に発表された新生アストンの最初の製品、DB9のボディとエンジンをベースに使って仕立てられている。だからそのドライビング感覚はいかなるものか、乗るまでは期待と同時に一抹の不安も感じさせたものだが、ホテルからそのバイパスまで走った時点で、不安の部分はほぼ完全に吹っ飛んでいた。DBS、実に気持ちいいクルマだったのである。

ベースになったDB9は、そのエレガントなスタイルからも連想させるとおり、若干ヤサ男な部分を持ったクルマだが、DBSは違った。ボディはDB9より明らかに剛性が高く、タイヤが20インチに大径化されているのに、乗り心地はしなやかさを失わずにダンピングが一段としっかりしている。そこには、ポルシェのPASMと同様のビルシュタイン製電子制御可変ダンパーを採用した、ADS=アダプティブ・ダンピング・システムが効果を発揮しているはずだ。だからまずは、街中の低速でも乗り心地がスムーズなことに感心させられたが、例のバイパスの中速ベンドの連続に飛び込んでいったら、もうひとつの事実が僕を感動させた。コーナリングがDB9とは別物のようにしっかりしているのだ。

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