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日産 GT-R 2020モデルに試乗。新ターボとカーボンパーツで武装したNISMOは2400万円超

50thアニバーサリーでの公道

NISMO以外では「Premium edition(プレミアム エディション)」と「50th Anniversary(フィフティース アニバーサリー)」を公道試乗しました。今回、NISMO以外のモデルも、新ターボやシフト制御、サスペンションセッティング、ホイールなどが改良されています。新ターボは、既にNISMOには採用されていますが、ハウジングとコンプレッサーブレード間のクリアランスを50%減らす樹脂シールによって高効率化されています。大きくは体感できませんでしたが、コーナーでの減速後の再加速や交差点での右左折時に、クルマがアクセルに対して俊敏に反応するようなイメージを持ちました。

公道でのプレミアムエディションは、快適なGTモデルに近づいたとはいえ、サスペンションの路面の細かい凹凸の入力に対する突き上げは大きいので、下道での遠出には覚悟が必要かもしれませんが、静粛性も含め普段使いも可能なオールマイティに楽しめるモデルであることを再認識できました。

熟成されるR35の次は…

今回の試乗会で田村チーフ・プロダクト・スペシャリストは、「この手のスポーツモデルは短期間でモデルチェンジを繰り返すことは難しいので、R35の次はもう少々熟成を進めてから」と話していました。発売から12年が経過したR35型GT-Rは、環境に対する規制が強化される中、走りのNISMOとGT領域のNISMO以外のモデルに分かれて改良が進んでいますが、そろそろ次のモデルへの期待もふくらみます。

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