無限パーツを装着したシビック タイプRに試乗。サーキット初心者向けの品揃え
掲載 更新 carview! 文:小林 秀雄/写真:市 健治
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鋭意開発中であるチタン製のスポーツエキゾーストは、純正比で約8.5kgの軽量化を実現する予定。テールエンドのデザインも個性的で、迫力を感じさせる。整流効果を高めるドライカーボン製の「ドアミラーカバー」や、外装のアクセサリーとして定番アイテムでもある「ベンチレーテッドバイザー」も設定。ちなみに、10月下旬に発表予定というカーボンエアロボンネットは、空力とクーリングを最適化するデザインが採用される見込み。「MUGEN RC20GT」を彷彿させるような、レーシーな逸品となることを期待したい。
表皮にアルカンターラを使用したフルバケットシート「MS-R」はホールド性が高いのはもちろん、身体にしっくりとフィットする座り心地のよさも特筆モノ。昨年の試乗会で体感済みの「クイックシフター」も、相変わらず小気味よくシフト操作が決まる。適正温度使用域が100~700℃となるブレーキパッド「Type コンペティション」は、純正同等の制動距離を実現しながら、サーキットを連続周回できるように耐久性を向上しているとのこと。純正ブレーキパッドよりも効きを高めたいというよりは、同等の性能を保ちながらサーキットにおけるライフの長さを重視したいオーナーに推奨される商品である。
全体を通して言えるのは、サーキットを走ったことがない初心者にとっても間口が広がるような商品展開であるということ。せっかくハイパフォーマンスなシビック タイプRを手に入れたのであれば、こういったパーツを使って、より走りを楽しみませんか? という無限からの語りかけが聞こえてくるようだ。
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