無限パーツを装着したシビック タイプRに試乗。サーキット初心者向けの品揃え
掲載 更新 carview! 文:小林 秀雄/写真:市 健治
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シビック タイプR用の無限パーツの概要は、各種エアロと20インチの鍛造ホイール、LEDテールライト、スポーツステアリングホイールといった内外装パーツが主体。昨年の合同試乗会で「シビック ハッチバック(FK7)」に装着されていたクイックシフターのほか、ブレーキパッドなども設定されている。一方で、「カーボンエアロボンネット」、「ウイングスポイラー」、「カーボンウイングスポイラー」、「スポーツエキゾーストシステム」、「オイルフィラーキャップ」は現在も開発中で、今回の試乗車にはプロトタイプのウイングスポイラーとスポーツエキゾーストも装着されていた。
コンセプトである「More “R”」を印象付けるエアロパーツも目を引くが、最大のアイキャッチとなるのは、やはりシビック タイプR専用設計となる20インチアルミホイール「MDCF」だ。デザインはFK7用の「MDC」を下敷きとしているが、そちらが19インチの鋳造ホイールであるのに対して、タイプR用のMDCFは切削鍛造製法を採用。サイズはタイプR純正と同じ20インチに設定し、重量は4本でマイナス約10kgの軽量化を実現している。リム幅は8.5Jで推奨インセットはフロントが45、リアが53(ともにノーマルは60)。そのサイズ設定が剛性と軽さを両立させる最適解だったとのことだ。
ちなみに試乗車に装着されていたタイヤはミシュランの「パイロットスポーツカップ2」で、サイズは純正と同じ245/30ZR20。これは純正で採用されるコンチネンタルの「スポーツコンタクト6」に勝るとも劣らないロードホールディング性能と乗り心地のよさが両立されていた。サーキットで度重なる走行テストを行い、タイヤの性能も検証したところ、ウェットに関してはスポーツコンタクト6に少し分がある一方、サーキットに特化した総合性能においてはパイロットスポーツカップ2のバランスのよさも際立つとのこと。それがデモカーに採用されている一因だが、MDCFを履いてサーキットを走るタイプRオーナーはひとつの参考にしていただきたい。
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