新世代ジャガー、ダウンサイジングで走りは?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
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1968年の初代デビュー以来、ジャガーサルーンのトップレンジに君臨してきたXJ。その贅沢さにおける頂点は、排気量5.3リッターに始まり、末期には6リッターに拡大されたV12エンジンをそのボンネットに収めたジャガーとデイムラーのV12兄弟車だった。
なかでもその極致はバブル期の80年代末から90年代初頭にかけての頃、日本でもエンスージアストに持てはやされたオリジナルXJ後期型ボディに5.3リッターV12とGM製3段ATを組み合わせたデイムラー・ダブルシックスで、たしかにそのエンジンのこの世のものとも思えぬ滑らかな回転感と湧き出るようなトルクは猛烈に魅惑的だったが、その代償として都内だけ走るとリッター3kmとも2kmともいわれた燃費も凄まじいものだった。
それから20年余りが経って、依然としてジャガーサルーンのトップレンジに君臨するXJのボンネットに、気筒数も排気量もV12の3分の1ほどにすぎない2リッター直4ターボエンジンが収められることになろうとは、その頃に誰が想像できただろうか! そうジャガーは、XJにもXFと同様にエンジンのダウンサイジングを敢行したのである。
この新しいXJに搭載されるパワーユニットは基本、XF用と共通している。240psと340Nmを捻り出す2リッター直4ターボ、340psと450Nmを発生する3リッターV6スーパーチャージド、それに510psと625Nmを叩き出す5リッターV8スーパーチャージドというのがそのラインナップで、それらが生み出すトルクを後輪に伝えるトランスミッションが6段ATから同じZF製の8段ATに進化したのも、もちろんXFと共通する。
その結果XJは、過去のどのXJよりも大きい全長5135×全幅1900×全高1455mm、ホイールベース3030mmという堂々たるサイズの現行ボディを、ベーシックモデルのLuxuryでは排気量わずか2リッターの直4ターボで走らせることになった。果たしてその走りはどうなのか、ということで、さっそくLuxuryのドライバーズシートに収まってみた。
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