新型ディスカバリーは先進技術満載でレンジローバーに迫る性能を手に入れた
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:望月 浩彦
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ランドローバーに相応しいオフロード性能を担保しつつ、オンロード性能に力を入れてきたのも新型ディスカバリーの特徴だ。エンジンは3LV6ディーゼルと同ガソリンの2種類。まずはディーゼルを選びスタートしたところ、「うーん、これは素晴らしいエンジンだな」と唸らされた。まず静粛性が高い。アイドリング時のガラガラ音はほぼ完璧に抑え込んでいるし、加速時の騒音も、予備知識がなければディーゼルと気付かないほど小さい。高速巡航時にいたってはほぼ無音である。それでいて、わずか1750rpmで600Nmもの太いトルクを発生する特性は、約2.5トンのボディを軽々と加速させていく。今回の試乗ルートは山間の道がメインだったが、上り勾配でもそんな印象に変化はなかった。
一方、ガソリンエンジンは低中速トルクではディーゼルに劣るものの、トップエンドの伸びきり感は上。料金所からフルスロットルで100km/hまで加速するような状況ではガソリンが有利だ。とはいえ、僕なら経済性に優れ、1タンクでの航続距離が長く、なおかつ常用域での力強い走りを備えたディーゼルを選ぶ。
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