新型ディスカバリーは先進技術満載でレンジローバーに迫る性能を手に入れた
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:望月 浩彦
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5代目となった新型「ディスカバリー」はランドローバー渾身の一作だ。もてる技術とアイディアをすべて投入し尽くした満漢全席のようなクルマ、といえばイメージが掴みやすいだろうか。走行性能、使い勝手、デザイン、質感、安全性、コネクティビティ・・・現代のクルマに求められるすべての要素を妥協することなく追求したうえで、ランドローバーのDNAであるオフロード性能にも徹底的に磨きをかけてきたそのクルマ作りには執念すら感じる。詳しく知れば知るほど「そこまでやるか!」という驚きが生まれてくるのだ。
たとえばシートアレンジ。ディスカバリーは初代の頃から2-3-2というシート配列をもつ7シーターSUVだ。新型にもそれは引き継がれている(5人乗りも選択可能)が、新型ではスペース拡大に加え、「リモート・インテリジェント・シートフォールド」と呼ばれる世界初の機構をオプションで採用してきた。シート、とくにサードシートの操作は往々にして面倒なものだが、ディスカバリーの場合、ラゲッジスペース内にあるスイッチかダッシュボードにあるタッチスクリーンでワンタッチ操作が可能。7人乗りから後席を畳み2人乗りの荷室最大状態までにかかる時間はわずか14秒だが、それも待ちきれないというせっかちな人は、専用アプリをインストールしたスマートフォンを使うことで離れた場所から操作できる。
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